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腕時計用語解説

このページでは、主に当ホームページ上で記載されている腕時計用語を解説しています。
商品へのご理解を深めていただくために、参考にしていただければ幸いです。
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ムーブメントの可動部分に発生する摩擦を少なくするために、歯車の軸受けや「アンクル(脱進機の構成部品)」の先端の爪などに用いられる宝石。通常は人工ルビーを使用。
例えば、27石という表示は、使用されている石数を表し、複雑なムーブメントになるほど石数が増える。
 
永久(パーペチュアル)カレンダー  
人が何ら調整を加えることなく、いわば"永久に"カレンダーを正確に表示し続けるカレンダー。
特殊な歯車やカム、レバーを駆使して月の大小を識別しながら日付、曜日、12カ月の月名を表示し、さらに、年号と共に4年に一度の閏年までも把握して自動調整を行なう。
現在の機械式複雑時計に組み込まれた「永久カレンダーは」、西暦2100年まで自動表示するものがほとんど。
 
キャリバー  
サイズやレイアウト、設計など、ムーブメントを特定する言葉として使われている。
 
クロノグラフ  
通常の時刻表示とは別に、独立してストップウォッチ機能の付いた時計。
古代ギリシア語、ラテン語の"時"を意味する"クロノ"に、英語の"記録する道具"を意味する"グラフ"が付いた合成語。
実用的な商品では、1879年のLONGINESの懐中時計が初めてとされる。
 
クォーツ・ムーブメント  
調速装置に水晶発振子を利用したムーブメント。
1969年に初の製品がセイコーから発売され、世界中に広まる。機械式に比べ、圧倒的に精度が高い。
 
ケース  
■ケースの形状
●ラウンド: 最も基本的な丸形ケース。第2次大戦前の角形ケースに代わり戦後は丸形ケースが主流になった。
●トノー: "樽"を意味する仏語で、中央が膨らむ縦長の形状に由来。1920年代、アール・デコ期を代表するデザインのひとつ。機械式腕時計の復活により、現在も大流行の形状。
●レクタンギュラー: 角形の総称。1910年代から登場。正方形の物は特に"Carree(カレ)"と呼ぶ。
●クッション: 膨らみのある四角い外形と丸い文字盤を組み合わせた独特のデザインで、1920〜30年代に流行。
●コイン: 現在はラウンドとして総称される。
●オクタゴン: 8角形をかたどる直線と丸の幾何学的な構成は、アール・デコ期の代表的なデザイン。
■ケースの素材
最も一般的なステンレススティールや、ゴールドなどの貴金属、チタン、合成宝石までさまざま。
カタログ表記によく見られる略号は以下の通り。
SS:ステンレススティール / YG:イエローゴールド / PG:ピンクゴールド / RG:レッドゴールド /
WG:ホワイトゴールド / PT:プラチナ / SV:シルバー
通常、ソリッド(ムク)で使用される。
同色でもソリッドでもないものには、GP:ゴールド・プレイト(金メッキ仕上げ)がある。
なお、「18KYG(イエローゴールド)」の18Kは、合金に含まれる金の比率を表し、この場合は75%。
純金は24Kだが、耐久性を考慮し、通常は合金を使用する。
 
コート ド ジュネーブ  
ムーブメントの受け(ブリッジ)に施される装飾模様。モチーフは湖の岸辺に打ち寄せる美しいさざ波。
ジュネーブ、すなわち最高級の時計というイメージを喚起させるために昔から用いられてきた。
高度な技術、コストを要する。
 
サファイア クリスタル  
人工サファイアを加工した透明カバーガラス。
硬度が高く傷がつきにくいため、高級時計に使用される。機械式時計のシースルー バックにも使用される。
 
GMT  
グリニッジ標準時(グリニッジ ミーン タイム)の略号。
GMT時計とは、その腕時計がある地点の現在の時刻だけでなく、時差のあるスイスの時間帯を同時に表示する機能を備えた時計。"第二時間帯"は、午前/午後の取り違えを防ぐために、通常は独立した24時針で表示させるようになっている。
異なる2地域の時刻を同時に表示する腕時計としては、GMTの他に、「デュアルタイム」、「セカンドタイムゾーン」などの名前を冠したさまざまな製品がある。
 
シースルー バック  
裏蓋に透明なガラスを用いてムーブメントを見せるもの。
 
自動巻  
ムーブメントに回転式の錘(回転ロータ)を組み込み、腕の動きでこれを回して主ゼンマイの巻き上げを行なう方式。
通常の腕時計の場合、8時間から10時間ほど連続して腕に着けていればゼンマイが完全に巻き上がる。
現在、一般的に普及している自動巻機構は、1932年にロレックスが発表したものが基本となっている。
ロレックスでは自動巻を「パーペチュアル」と呼ぶが、通常に使用しているだけでゼンマイが"永久に"巻き続けられるという意味からである。
 
スクリュー バック  
ダイバーズウォッチなどの防水性を高めるために、ねじ込み式で固定した裏蓋。
 
スモールセコンド  
文字盤のイン ダイアル(文字盤の中に置かれた小文字盤)に設けられた秒表示で、「小秒針」と呼ぶ。これに対し、時針や分針と同じ中心軸に配置された秒針を「センターセコンド」と呼ぶ。
 
ダイバーズ ウォッチ  
潜水用の防水時計。ダイバーズ ウォッチと称するには厳密な規定に合致していなければならないが、簡単には、
●相応の高い防水性を備えていること
●潜水時間を計測できる回転ベゼル(逆回転防止ベゼル)が付属していること
●暗い海中でも時刻が読み取れるように針や目盛に夜光塗料が施されていること
などが条件となっている。
 
脱進機・調速機  
英語では"エスケープメント"という。巻き上げたゼンマイの元に戻ろうとする力を制御し、一定のエネルギーを規則的に取り出す重要な機構。歯車の回転数、つまり針の運行速度をこの脱進機・調速機が決定する。
 
フライバック  
クロノグラフ機能の一種で、文字通り"飛ぶように元に戻る"の意味。
普通のクロノグラフの場合、次の計測に入るときに停止・リセット・開始という3段階のボタン操作が必要だが、フライバックの機能を備えるクロノグラフなら、リセットボタンを1回押すだけで全ての針のリセットと計測の再開が瞬時に行える。
 
ベゼル  
ケースの外縁にあるカバーガラスを固定するリング状の部品。
ダイバーズウォッチには、潜水時間計測用に逆回転防止ノッチ付きの回転ベゼルがある。デザイン性を重視して数字やロゴをなどを配したベゼルも多い。
 
防水性  
カバーガラスや、裏蓋の接合部にパッキンを用いたり、ネジ込み式リュウズを使って水や埃を遮断する機構。
1920年代にロレックスが画期的なシステムを考案したのが始まり。
耐用水深によって防水性のレベルを表示するのが一般的。通常の30m(3気圧)防水は、日常生活防水とも呼ばれる。
水泳には100m以上、潜水には200m以上の本格的ダイバーズウォッチ以外には適さない。
 
ムーンフェイズ  
「月齢」表示のこと。 月を象った回転ディスクを利用し、月の満ち欠けを文字盤に視覚化したものが一般的。
この機構は約29.5日という半端な周期を歯車で精密に制御するために、高度な技術が要求される。
 
文字盤  
ダイアルともいう。時計の顔として最も意匠を凝らす部分。
 
リュウズ  
ゼンマイの巻き上げや、時刻の調整に使われるリュウズは、漢字では"竜頭"、英語では"クラウン(王冠)"という。
防水性を高めるための「ネジ込み式リュウズ」があり、スポーツウォッチや、ダイバーズウォッチによく使われる。
 
ワールドタイム  
「ワールドタイマー」ともいう。世界各地の時刻を文字盤で同時に表示する機構と、これを搭載する時計を指す。
 
 
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