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学校評価

学校評価

「平成21年度 津こども園自己評価公表シート」について

本園では、平成21年度より、教師自らが客観的な目で自園の教育・保育を振り返り、主体的に改善に取り組むために課題を明確にすることを目的として、学校評価を実施、公表しています。

1. 本園の教育目標

「 "生きる力を はぐくむくらし"
○興味をもってやってみよう・・・できた喜び
○きまりよいくらし・・・みんなでたのしく
○元気いっぱい・・・じょうぶな体
○家族といっしょに・・・心をそだてる 」
を教育の目標とし、集団生活を通し個々の幼児の自主性を育て、豊かな心情、よき生活習慣や人間関係に向かう意欲、態度を培う。

人間らしい豊かな生き方をできる人に育成するために、環境を通し心身の発達に即した「バランスのとれた保育と教育活動」をめざし、本園では次の6項目を掲げ実践している。

  • 1. 「健康」「人間関係」「環境」「言葉」「表現」の5領域の各々のバランス。
  • 2. 心の成長と体の成長のバランス。
  • 3. 日々の生活が変化に富み、且つその変化のバランスがとれていること。
  • 4. 先進のメソッド (コンピューターなど) と伝統行事の (茶道など) のバランス。
  • 5. 幼稚園教育と家庭教育のバランス。
  • 6. 保護者ニーズと幼稚園教育活動とのバランス。

2. 本年度重点的に取り組むことが必要な目標や計画をもとに設定した学校評価の具体的な目標や計画

自己評価の初年度として、教師自らが客観的な目で自園の教育・保育を振り返り、主体的に改善に取り組むために課題を明確にする。

※評価項目は『私立幼稚園の自己評価と解説』の自己評価項目の一部を参考とし、自園独自の項目も設定

※評価の表示方法・・・A:十分達成されている B:達成されている C:取り組まれているが十分でない D:取組が不十分である

3. 評価項目の達成及び取組み状況

  評価項目 結果 取組み状況
1 保育の計画性 B 園の教育目標・方針はよく理解され、保育内容や指導計画作成等に概ね生かされているが、新幼稚園教育要領の理解や教育課程編成との関係においては、今後、話し合いや学習の機会を増やし研修に努めたい。
2 保育の在り方・
幼児への対応
B 健康と安全への配慮は概ね良好であったが、幼児一人ひとりの見とりと理解・指導とかかわりにおいては教員の経験年数に比例して差が大きかった。今後も研修等を通じ、教員のレベルアップに努めていきたい。
3 教師としての資質や
能力・良識・適正
B 項目全般において自己の評価が厳しいように感じる。能力や良識、組織の一員としての責任等、本園教員として期待されていることは概ね達成されていると思うが、今後は若い教員が自信を持って取り組める場を作っていきたい。
4 保護者への対応 B 日常の保護者への対応は園長・主任と相談し合いながら進めているため、問題はない。また園内の協力と支援、情報の発信・受信、クレームの対応等についても概ね良好。毎月のモシモシデーやクラスだよりの内容・回数は今後検討していきたい。
5 地域の自然や
社会とのかかわり
B 地域の自然や人々とのかかわりは概ね良好であるが、小学校との連携や地域開放についての理解が乏しいのは今後の課題である。特に小学校進学に関する指導要録伝達については迅速に対応すべきであった。
6 研修と研究 C 研修・研究に対して取組が不十分であると感じる。特に預かり保育や子育て支援、幼小連携等、今日的課題に関する研修・研究が不足しているので、今後はこのような課題について学習することができるよう、研修を進めたい。

4. 学校評価の具体的な目標や計画の総合的な評価結果

結果 理由
B 本園では今年度初めて自己点検・自己評価に取り組んだが、全般に厳しい視点での評価になったと感じる。原因として「評価項目が実際に即していたか」「評価結果の表示方法が適切だったか」「謙虚な評価を良しとする気持ちがあった」等の問題点があったが、何より「自己点検・自己評価」の主旨を十分理解せず取り組んだ結果かと反省している。早速、保育の振り返りの重要性や学校評価の主旨・理解について園内研修を行っているところである。
本園担任教員のうち7人が経験5年未満の若い教員ではあるが、園内での協力体制・保護者への対応は良好であった。更に努力が必要なこととして、保育の在り方や幼児理解への研修、預かり保育、子育て支援等については積極的な取組が必要である。また今回、小学校との連携・情報交換の機会を逸し、指導要録の送付が遅れたことは大いに反省するところである。
本園の教育理念・教育方針は教職員に理解されているが、今後、新幼稚園教育要領の理解に努め教育課程の編成にあたりたい。

5. 今後取り組むべき課題

課題 具体的な取組み方法
新幼稚園教育要領の理解 教員間の共通理解をはかり教育課程の編成・見直しを行う。
保育の振り返りと
自己点検・自己評価
評価項目・評価結果の表示方法を見直した上で自己点検・自己評価を継続して実施する。保育を振り返るとともに、自己を冷静に見つめ自己研鑽に努める。
子どもの育ちに対応し、
保育の質の向上をはかる
子どもの姿から保育の質を評価し、園内の保育の質を向上させるための意見交換や園内研修の内容を充実させる。また教員が自信を持って取り組める環境作りに努める。
子育て支援事業の充実と
地域社会とのかかわり
子育て支援の在り方について教員全員で話し合い、具体的に実現していく。幼小連携事業に積極的に参加して情報交換を行う。

6. 学校関係者の評価

特に指摘するべき事項はなく、妥当であると認められる。

7. 財務状況

公認会計士監査により、適正であると認められている。

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